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知的障害教育総論('10)


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 平成24年1月
 択一式か記述式か :択一式

設問数 :10

出題元 :テキスト中心

持ち込み可能か :持ち込み不可



コメント:
感想
「持ち込み可」だったので、試験中に印刷教材を読めば何とかなると、あまり読み込んでいかなかったのですが、思ったよりも時間がたりなくて
1〜2問印刷教材から正答を探すのに手間取った問題がありました。全体的には、基本的な問題ばかりだったと思います。
問題内容
問1 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@特別支援学校は、従来の盲学校、聾学校が名称を変更したにすぎない。
A特別支援教育は、知的障害教育に加えて、LD、ADHD、高機能自閉症への教育を進めるために制度化されたものである。
B特別支援教育は、これまでの特殊教育の対象に加えて、LD、ADHD、高機能自閉症等をも対象とするものである。
C特別支援教育は、特別支援学校の支援の下に小・中学校に在籍する障害のある児童生徒のために行われる教育である。
D特別支援教育では、学校全体で取り組む組織体制づくりが大切であり、特別支援教育コーディネーターがこの校内組織をつくる中心者である。
正答B
問2 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@自閉症は、発達期から生じ、通常の学級でも特別支援学級にもかなり多く見受けられる点で、知的障害と共通している。このため、知的障害周辺の障害といえる。
A知的障害は、社会適応上の障害であり、それを原因として、測定された知能全体が明確に低くなってしまった疾病分類である。
B学習指導要領解説が述べる知的障害の特性に応じた支援として、自ら見通しをもって、成功経験を体験することにより、教材・教具を用いない段階的な指導が有効となる点が挙げられている。
C国際的な定義の、知的障害には、成人期の中途で生じた障害も含まれている。
D知的障害の心理的な特徴を支援に結びつけるには、障害ゆえの困難さを支援の必要性と捉え、できることや長所に注目することが重要である。
正答D
問3 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@自閉症は、診断基準を示すDSM-IV-TRにおいて広汎性発達障害として分類されている。一方、自閉症スペクトラムとはカナーが提唱し、社会的相互干渉の障害、コミュニケーションの障害、行動の障害の3つの行動特性で診断されるものであり、広汎性発達障害よりも広い概念を表している。
A知的障害と自閉症では、社会性、コミュニケーション、また認知の発達において異なっており、それぞれの障害特性に応じた適切な指導が必要なことから、学習指導要領では、特別支援学校において、知的障害とは別に自閉症の教育課程が編成されなければならないと規定している。
B特別支援学校の学習指導要領解説・自立活動編には、自閉症の障害特性や関連した状態に対応する指導や配慮が述べられており、その内容は、「健康の保持」、「心理的な安定」、「人間関係の形成」、「コミュニケーション」の区分として例示されており、その他の区分には特に例示はされてはいない。
C自立活動の新たな区分である「人間関係の形成」には、他者とのかかわりの基礎に関すること、自己の理解と行動の調整に関すること、集団への参加の基礎に関することの3項目がある。これらには、自閉症の障害特性である対人相互反応の障害の理解と指導に関して必要な内容が挙げられている。
D自閉症の認知の障害特性に対して、特別支援学校の学習指導要領解説・自立活動編では、「環境の把握」の区分の「認知の特性への対応」の項目において、自閉症の場合、視覚的な情報の理解等といった得意な方法の活用について内容が挙げられている。
正答D
問4 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@知的障害も肢体不自由もともに障害が重いような重複障害の例では、健康の保持や栄養の管理について、日常的に配慮を必要とする場合が少なくない。
A重複障害で知的障害を伴う場合の教育課程では、自立活動の指導ですべての目標・内容を替えることができる。
Bどの特別支援学校にも3割もの重複障害の子どもたちがおり、この割合が高いことを第一の理由に、特別支援教育制度への移行が図られたと考えられている。
C学習指導要領では、重複障害は、特別支援学級の対象障害を複数併せ有する場合をさしている。
D視覚障害のある重複障害の場合には、耳から入る情報を第一に確保すれば、触覚的な手がかりはさほど必要がなくなる。
正答@
問5 次の@〜Dのうちから、生活単元学習と各教科の関係の説明として誤っているものを一つ選びなさい。
@生活単元学習は、領域・教科を合わせた指導である。
A生活単元学習は、教科「生活」の内容を主な内容として指導するものである。
B生活単元学習を適切に展開すれば、各教科の内容を効果的に指導できる。
C生活単元学習を計画する上では、知的障害教育における各教科の特質を理解しておく必要がある。
D生活単元学習は、各教科の多様な内容を含んでいる。
正答A
問6 次の@〜Dのうちから、「遊びの指導」を実践する上で、正しいものを一つ選びなさい。
@発達年齢の低い子どもには、「遊びの指導」が有効である。したがって、中学部・高等部段階の発達年齢の低い子どもにも、「遊びの指導」を大きく位置づけた取り組みは大切にされなければならない。
A「遊びの指導」は、領域・教科を合わせた指導の形態である。したがって、授業時数の規定はないが、小学部段階の教育課程には位置づけなければならない。
B「遊びの指導」をすると、遊びのルールや仲間との関わり方、集中力などが身に付く。したがって遊びの指導では、遊びのルールの理解等、遊びに関する子どもの指導上の課題を把握し、それらをしっかり身に付けられるよう計画・展開することを何よりも大切にする必要がある。
C幼少期の子どもの生活の中心は遊びである。したがって、「遊びの指導」では、遊びそのものの充実・発展を願い、心ゆくまで楽しく遊べるよう支えることを大切にして計画・展開する。
D「遊びの指導」は、知的障害教育で対象とする子どもの障害が重度化する課程で生まれたものである。したがって、障害の軽い子どもを対象にする場合には、あまり重要視する必要はない。
正答C
問7 次の@〜Dのうちから、教科別の指導に関する説明として誤っているものを一つ選びなさい。
@教科別の指導は、生活に結びつきにくいので知的障害教育で行ってはいけない。
A教科別の指導では、実生活に結びつけた指導が望ましい。
B教科別の指導にあたっては、学習指導要領における各教科の目標を踏まえることが必要である。
C教科別の指導では、子どもの様子を踏まえて適切に授業時間を設定する。
D教科別の指導を行うにあたっても、週日課表のあり方などを検討する必要がある。
正答@
問8 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@個別の教育支援計画及び個別の指導計画は、第一に児童生徒の学習上の課題に対処する目的で作成される。そのため構成や目的の上で根本的な違いはない。
A特別支援教育を進める上で個別の指導計画は必ず実施すべきものである。そのため特別支援教育が制度化されて以来、個別の指導計画は実施されている。
B個別の教育支援計画を作成・実施する上で、児童生徒が居住する地域の関係機関が位置づけられる必要がある。そのため関係機関を交えた支援会議の開催は極めて重要である。
C個別の指導計画では、児童生徒一人ひとりの目標や指導内容、指導方法を具体的に明示している。しかし日々の授業にまで、指導内容を個別に用意する必要はない。
D個別の教育支援計画では、関係機関が連携しながら必要な支援を行う。そこでは関係機関が役割を分担するより、むしろ共同して課題に取り組んでいく。
正答B
問9 次の@〜Dのうちから、特別支援学級に関する説明として誤っているものを一つ選びなさい。
@交流及び共同学習では、特別支援学級の子どもも力を発揮できる状況づくりが必要である。
A1学級あたりの児童生徒等が少ない特別支援学級では、集団指導が行いにくいと言われることがある。
B特別支援学級では、指導の生活化が必要である。
C特別支援学級では通常学級と同じ時程で活動しなければならない。
D特別支援学級では、領域・教科を合わせた指導を大きく位置づけることができる。
正答C
問10 次の@〜Dのうちから、正しいものを一つ選びなさい。
@個別の移行支援計画は、一人ひとりの生徒について、在学中の学習課題の引き継ぎを目的に作成される。そのため当該生徒の高等部における学習上の成果などについては特に記述する必要はない。
A職業教育およびキャリア教育では、社会の変化、時代の進展、また就業の状況などを適切に踏まえ、進路指導を充実していくことが極めて重要である。
B知的障害特別支援学校における高等部卒業後の就労状況等を踏まえた結果、特別支援学校高等部学習指導要領では、新たな教科である「福祉」と「流通・サービス」が追加され、今後の教育意義が期待されている。
C特別支援学校高等部学習指導要領では進路指導や職業教育の充実について記述され、触れている。しかし、キャリア教育については、特に言及はなされていない。
D特別支援学校における進路指導で、実践上、最も大切にされるべき内容には進路指導の充実があげられる。生徒の現状を考えれば、今後ますます必要性が高まると考えられる。
正答A


平成23年7月

択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    どちらともいえない

持ち込み可能か :    辞書/電卓持ち込み可



コメント :
問1 印刷教材p.18、p.23
   教科目標
   指導の一貫性
   遊びの指導
問2 自閉症について
問3 重複障害について
   ○言語障害や自閉症、情緒障害も含めてよい
問4 生活単元学習について
問5 作業学習
   ×作業開始時は十分時間を取って…
問6 日常生活の指導
   ○日常生活とは、学校における日常生活の指導支援である。
    したがって、教育課程上の位置づけを帯状に設定することが大切である。
問7 自立活動
   ×自立活動は特別試験教育を行うどの学校においても
    その教育課程に組み入れている目標であり…
問8 個別の指導計画について
問9 乳幼児への支援等について
問10 キャリア・進路指導について

持ち込み可ですが、私は解くのにかなり時間がかかりました。
重要だと思う事柄や、通信指導や自習問題に上がっているトピックについてはノートにまとめておいたのですが、細かいところまでまんべんなく出題されているように感じました。
学校現場等での経験があると、それなりにはできますが、それだけでは難しいと思います。


平成23年1月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    テキスト持込可



コメント :
@知的障害教育についての概要
A自閉症と自立活動について
BLDやADHDの発達障害について
C障害児教育の内容について
D作業学習について
E遊びの指導について
F教科別指導について
G個別の教育支援計画と指導計画について
H特別支援学級について
Iキャリア教育と進路指導について


持込が可能でしたので、比較的簡単に解答ができました。5つの選択肢から選ぶ問題で、2つほどまでは簡単に絞り込めますが、微妙な表現を伴う問題があったので、意外と時間はかかりました。



平成20年7月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :   

持ち込み可能か :    持ち込み可



コメント:

知的障害教育総論(10)でしたが、それなりに受講者がいました。
正しいもの、もしくは誤っているものを一つ選べという択一、テキスト持込可能問題でした。
今まで関連科目を受けてきたかたには、さほど難しくはないと思います。また、十分時間内に選択できる範囲だと思います。


問1 特別支援学校や、特別支援教育に関することについて
問2 自閉症や知的障害の障害に関することについて
問3 4 5  第3章から第6章あたりが混ざっていました。
   自閉症やLD,ADHDや視覚障害や重複障害などについて
問6 生活単元学習について
問7 知的障害教育における各教科の説明について
問8 自立活動について
問9 個別の支援教育について
問10 第14章


こちらでお世話になり、卒業いたします。どうもありがとうございました。