専門科目


社会技術概論('12)


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 平成26年7月
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: テキスト持込可




コ メ ン ト : 【問題】
 自習型問題と同じ問題が1問。
 過去問(平成24年前期)と同じ問題が3問。
 過去問(平成24年後期)と同じ問題が5問。
 問1だけが新出問題でリテラシーの用語についての問題。

 【感想】
 放送授業を視聴せず。持込可能なので、易しい試験である。
 今回の試験は、問1を除いてすべて既出問題でした。
 過去問を見る限り、毎回2〜9問程度が提出・自習型・過去問から出ている。今回の試験では9問。前回は7問出ている。


 平成24年1月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :   

持ち込み可能か :    印刷教材・ノート



問1 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ 先端科学技術は、人々の価値観や既存の社会システムとのあいだで葛藤を引き起こし、先端科学技術を受け入れることへの躊躇や拒絶を招くことがある。
A ABCテロなど、技術の悪用を未然に防ぐために、先端技術の管理を厳格化する必要が生じる。
B ELSIは、先端科学技術に関する一般的な注意事項や心がけにとどまるものではなく、先端科学技術の社会的意味や社会的影響を検討する研究活動であり、それらに関する社会的議論を促進する社会的活動である。
C 原子力発電所の立地問題などNIMBY問題は住民エゴのために発生する。

問2 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ BSE事件のあと、日本でもリスク分析の重要性が認識され、食品安全委員会が新設された。
A リスク分析とはリスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションの3要素からなる。
B リスク管理とはリスク評価を踏まえつつリスクコミュニケーションを伴いながら、具体的な規制や管理を行っていく活動である。
C リスクコミュニケーションとは、専門家によるリスクの評価と行政のリスク管理を国民に正確に伝えることを目的とする活動である。

問3 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ モード論が登場した背景には、特に英国における80年代以降の研究予算の引き締め、およびそれに伴う財政上のアカウンタビリティ要求の増大がある。
A モード2の知識生産においては、問題設定は専門分野の内的論理ではなく、社会的応用の文脈に沿って進められる。
B モード1の知識生産とは、現場条件に「状況依存した」知識の集積である。
C モード1の研究成果の価値は、ピアレビュー(同僚評価)によって判断される。

問4 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ 個人の倫理観や道徳観はバラバラなので、個人の倫理観や道徳観に頼ることなく、共通の倫理的概念を構築、普及し、共有していくことが必要である。
A 倫理観を社会に実装するための一つの方法は、法制度等を通じて、共通の倫理的概念を構築、普及し、共有していくことである。
B 罰則や報償の体系を整備して、人々が倫理的に行動するよう誘導するだけでは、倫理観を社会に実装することはできない。
C 倫理観を社会に実装するための一つの方法は、専門家倫理や企業の社会的責任など、組織や集団の倫理観を高める仕組みを構築、普及していくことである。

問5 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ 科学技術リテラシーの議論では、科学技術へ主体的に参加していく力が重要な論点となる。
A 一般市民にも、洗濯や判断の前提としての科学技術知識を積極的に吸収していくことが求められる。
B 科学技術リテラシーでは、知識や理解ではなく、意思決定力や行動力が重要である。
C すべての市民が科学技術リテラシーを一定の高い水準に引き上げるのは容易ではない。

問6 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ サイエンス・カフェとは、一般市民に最先端科学及び文化の情報提供をするために企画されたもので、カフェやレストランの場で、科学講演会、化学討論会、科学をテーマにしたコメディトーク、パフォーマンスなどが行われる。
A 日本でも2006年8月現在、200回以上のサイエンス・カフェの開催が報告されている。
B ダナ・カフェは日本の代表的なサイエンス・カフェの1つである。
C 欧州各国の13箇国が提携して行っているDECIDEプロジェクトでは、たとえば「エイズウィルスに感染したひとが、相手に自分の感染の事実を伝えずに性行為をすることは犯罪か、合法か」などのテーマについて議論し、討論内容をまとめ、政策立案機関などに提案するようになっている。

問7 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ イギリスでは1980年代からPUS(公衆の科学理解)が議論され始めた。
A PUSは、一般市民の理科離れ、科学知識の不足を改善するための活動である。
B PUSでは、一般市民の科学知識不足を改善するために、科学技術への一般市民の参加が強調された。
C PUS活動の展開にもかかわらず、イギリスでは国民による科学技術への不信が見られるようになった。

問8 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ ローカルノレッジとは、現場条件に「状況依存した」知識であり、専門家の提供する科学的知識と整合性をもって主張される現場の勘を指す。
A ローカルノレッジは、専門家が思考の範囲外においていた現場条件に気づかせる、という意味で役に立つ。
B 専門家の提供する科学的知識に基づくだけでなく、一般市民の判断も考慮して判断することが必要である。
C 科学技術コミュニケーションなどの場面で、現場の住民の意見が、専門家が思いもしなかった側面に対して、専門家の目を開かせることがある。

問9 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ 遺伝子組換え食品は、消費者の選択の自由、非選択の自由をいかに保証するかという課題を投げかけている。
A 再生医療技術は、「ヒトとは何か」という問題や、死生観の多様化という問題を投げかけている。
B 情報通信技術の発展は、監視社会を実現する可能性が高いため、監視社会化をいかに避けるかという問題を投げかけている。
C 脳科学の発展は、プライバシー問題を投げかけるだけでなく、脳機能の改善という個人の選択が社会的にどのような影響を及ぼすかという問題も投げかけている。

問10 次の@〜Cのうち誤ったものを一つ選べ
@ 未知の現象の解明や新しい原理・法則の発見それ自体は、社会技術の対象ではない。
A 社会技術は、工学や専門的技術にはほとんど依存しない。
B 新興・再興感染症への対処は、社会技術の対象である。
C 科学技術を活用して少子高齢化など社会的問題の理解や解決に取組むことは、社会技術の一例である。


平成21年1月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    どちらともいえない

持ち込み可能か :    テキスト持込可


コメント :
通信指導と同内容の問題が3問程度出題された。
いくつかのキーワードを記載します。

1)リテラシー、科学リテラシー、技術リテラシー、科学技術リテラシー
2)リスクコミュニケーション
3)ローカルノレッジ
4)日本のBSEに対する政策
5)ベックの「危険社会」
6)科学技術コミュニケーション




平成20年7月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    テキスト持込可


コメント :
下のキーワードを参考に、整理してみてください。
P.20 技術の社会化について。
P.56 遺伝子組み換えの影響と対策
P.81 公衆の科学理解
P.102 サイエンスフォーオールアメリカ
P.103 科学リテラシー区別
P.127 未来を選択する権利
P.135 リスクの予測(上流)
P.151 科学に対する公共イメージ
P.158 EPA、FDA
P.173 ELSI
政治と同じで、科学技術にも我々がどう関わるべきか重要な問題と思います。TVでその一端を感じてもらえれば面白いと思います。



平成19年7月

択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    テキスト持込可




コメント :
通信指導と同一問が5問もあった。問題レベルはやさしい。おまけに教科書持込み可なので、80〜100点は楽勝。試験開始30分でみんな退室。


コメント :その2
19年前期に受けました。
全部で10問で、5問は通信指導とまったく同じだったので、残りの問題を解ければOKです。
テキストと通信問題を持っていけば単位は取れるはずです。
今年から始まったものだったので、ラッキーでした。
残りの5問は、テキストの9章以降が中心だったので、テスト前に9章以降を読んでおけば、テスト中に探さなくてすむので読んでおいたほうがいいと思います。
取りやすい教科だと思うので、お勧めです


コメント :その3

問1 以下から誤っているものを選べ。

・少子高齢化など社会問題の理解や解決のために科学技術を活用することは社会技術の一例である。

・技術と社会を調和させるための様々な工夫は社会技術の一例である。

・防災のための技術は社会技術の一例である。

・未知の現象の解明や新しい原理・法則の発見は社会技術の一例である。


問2

以下から誤っているものを選べ。

@BSE事件のあと日本でもリスク分析の重要性が認識され食品安全委員会が新設された。

Aリスク分析とは、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションの3要素からなる。

Bリスクコミュニケーションとは専門家によるリスクの評価と行政のリスク管理を国民に正確に伝えることを目的とする。

Cリスク管理とはリスク管理を踏まえつつリスクコミュニケーションを伴いながら、具体的な規制を行っていく活動である。


問3

以下から誤っているものを選べ。

@遺伝子組み換え作物や食品は社会の中の利害関係者の見解が一致しないまま導入され大きな混乱が生じた。

A遺伝子組換え作物や遺伝子組換え食品の利用が進まないのは、消費者が技術について理解していないからである。

B先端技術を社会に導入する際には技術開発の段階から安全性を確認し、その結果をすべての利害関係者が共有し、社会として先端技術を受け入れるための仕組みづくりを進めることが必要である。

Cナノテクノロジーの技術開発と安全確保のための研究やリスク評価は表裏一体のものとして進めるべきである。


問4
以下から誤っているものを選べ。
@アメリカ合衆国下院科学委員会は1998年に報告書「Unlo・・・」の中で東西冷戦の終結により国家威信に訴えた科学技術振興の社会的根拠が弱くなったことを明言した。
A科学者たちの世界的な集まりである世界科学会議は1999年に「知識のための科学」のみならず、「社会の中の科学/社会のための科学」が大切であることを訴えた。
B「社会の中の科学/社会のための科学」を目指す活動については、政府機関や科学技術者の専門家団体がその必要性を指摘しただけでなく世界の様々なところで、草の根的に新しい試みが展開された。
C


問5

以下から誤っているものを選べ。

@イギリスでは1980年代からPUSが議論され始めた。

APUSは一般市民の理科離れ、科学知識の不足を改善するための活動である。

BPUSでは一般市民の科学技術知識不足を改善するために、科学技術への一般市民の参加が強調された。

CPUS活動の展開にもかかわらずイギリスでは国民による科学技術への不信が見られるようになった。


問6

テクノロジーアセスメントについて以下から誤っているものを選べ。

@一般市民が参加するテクノロジーアセスメントはデンマークが発祥である。

A1990年代コンセンサス会議で開催されたテーマで一番多いのは遺伝子組換え農作物についてである。

Bテクノロジーアセスメントとは、科学技術の発展が社会にもたらしている、あるいは将来もたらすと予想される影響を、分析評価し、国の政策に反映させる試みである。

Cコンセンサス会議での結果が社会の意思決定と関連付けられている。


問7

公共空間について以下から誤っているものを選べ。

@公共空間とは、@民主的コントロールを必要とし、A公共の目標設定を行い、B利害関係者の調整を行い、C社会的学習の場となる。

Aエドワーズの定義は科学技術を社会の中に埋め込んで行く為の交渉の場としての公共空間の実践的定義を与えている。

B公共空間は専門家と行政のみあればよい。

C忘れた。


問8

状況依存性について以下から誤っているものを選べ。

@「科学的事実は科学者共同体が同意する実験上、解釈上の条件に依存して成立する」という性質を知識の「状況依存性」という。

A公共空間における問題解決に必要なデータとは理想的条件に状況依存したデータではなく社会的現場において妥当な現場条件に依存したデータのほうである。

B忘れた。

C科学者はアルカリ性粘土質土壌下という条件では、セシウムの放射性は早く低下すると考えられていた。


問9

以下から誤っているものを選べ。

@シナリオワークショップの特徴は、シナリオを2通り用意する。

Aコンセンサス会議は市民と独立のファシリテータが利害当事者パネルによって選ばれた専門家と市民の討論を進行する。

B市民陪審とは、運営管理委員会、科学諮問委員会証人、市民陪審、評価者からなる。

Cフォーカスグループは一般的な問題に関する自由討議であり、意見、態度の測定に用いられる。


問10

以下から誤っているものを選べ。

@遺伝子組み換え作物、遺伝子組み換え食品に関しては、消費者の選択・非選択の自由をいかに保障するかという問題がある。

A情報技術の進歩により監視社会となってきているが、監視社会を回避することが重要である。

B脳科学の倫理問題として、究極のプライバシーや技術の進歩による社会的な問題も含んでいる。

C忘れた。


以上です。