共通科目


健康と社会('11)



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 平成26年7月
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: 持ち込み不可




コ メ ン ト :
 私は4回分の過去問を持っていましたが、その中から半分くらいは出題されていました。
 提出用課題からは出題されていませんでしたが、自習用課題からは1問出題されていました。


 平成25年7月
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: 持ち込み不可



コ メ ン ト :

 問題】  すべて4択式。(問題と解答部分を記載)

 問1、アーサー・クラインマンが定義した病いについて、次のうちから正しいものを一つ選べ。
    A生活的、主観的であることが前提で、病者や家族などが症状や能力の低下をどのように認識し、どのようにそれとともに生活をしているのかを指すものである
 問2、次のうちから、誤っているものを一つ選べ。
   B世界的には2005年に初めて、社会環境や労働環境、物質的環境が直接・間接に健康への影響を及ぼすというモデルが提唱された
 問3、次のうちから、誤っているものを一つ選べ。
   A休養や自分の趣味・活動にあてたい時間を、相当仕事でとられてしまうことは、「家庭から仕事へのコンフリクト」がある状態といえる
 問4、患者の権利に関する記述について、次のうちから誤っているものを一つ選べ。
   C我が国には患者の権利に関する「患者の権利法」が制定されている
 問5、日本人の死因の順位について、次のうちから正しいものを一つ選べ。
   B「心疾患」および「脳血管疾患」は3位までの死因に入っている
 問6、次のうちから、不適切なものを一つ選べ。
   @がんの情報については、自分が必要とする情報は、たいてい自分でわかるものである
 問7、帰属集団に関する記述について、次のうちから不適切なものを一つ選べ。
   C新たな帰属集団を求めることは、どのような場面でも、どのような病気でも必ず起こる
 問8、次のうちから、正しいものを一つ選べ。
   @セックスは身体的・生物学的な意味を持つのに対して、ジェンダーは心理的・社会的な意味を持つ
 問9、健康に社会的な格差を生じさせている要因として、リチャード・ウィルキンソンが挙げているものを、次のうちから一つ選べ。
   @人は常に周りの中で自分が優位にあるのかどうかを見比べて生きており、序列を低く感じることによってストレスを受け健康を害しやすくなるため、健康に格差が生じることになる
 問10、次のうちから、正しいものを一つ選べ。
   A健康への社会的な要因をより具体的に変えるための組織的な方法や技術、あるいは政策や法規などは、QOLの向上にも寄与する

 問1は提出型問題・問8は自習型問題と同じ。
 問9,10は、自習型問題のアレンジ。
 問2は、過去問(H24・2学期)のアレンジ。

 【感想】 放送授業は視聴せず。易しい試験である。
 持込不可だが、ほぼすべての問題の選択肢の中に、提出型・自習型・過去問に出てきた選択肢が1つか2つ含まれているので答えやすい。

 【結果】 結果は○Aでした。


平成24年1月

択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    10

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    持ち込み不可



コメント :その1

今回の試験は試験情報が全くない教科でした。
試験の内容は殆ど通信指導問題と自習問題から出ていましたが2問くらい理解しがたい問題が出ていました。
通信指導問題と自習問題の答えの理解が満点を取るコツだと思います。全体としては難しくはない科目だと思います。



コメント :その2

問1 生活モデル・社会モデル、疾病モデル・医学モデルについて誤っているものを選択(第1章)

問2 アーサー・クラインマンが定義した疾患(disease)についての定義で正しいものを選択(第2章)

問3 健康とワーク・ライフ・バランスについて誤っているものを選択(第5章)

問4 日本の医療保険制度について誤っているものを選択(第6章)

問5 日本の病院評価制度について正しいものを選択(第7章)

問6 がん対策基本法について誤っているものを選択(第9章)

問7 患者と医師のコミュニケーションを阻害する要因について不適切なものを選択(第10章)

問8 感染症とスティグマ、人権について誤っているものを選択(第11章)

問9 首尾一貫感覚(SOC)を形成する人生経験の中で誤っているものを選択(第13章)

問10 健康における個人的基準と社会的基準について正しいものを選択(第15章)


今回は通信問題・自習型問題からの出題は少なく、教科書を良く読み込んでおかないと難しい問題が多かったです。

コメント:その3

問1 間違いを一つ選択
@疾患・疾病と、病気・病は本来区別して理解される。
A生活・社会モデルでは、日常的生活関係や場面での役割や力を重視する。
B疾病・医学モデルでは、よい状態に着眼し、プラス・ポジティブ面の維持や強化に着目する。
C世界的には、健康は個人の権利である。

問2 アーサー・クラインマンが定義した疾患につき、正解を一つ選択
@生体における生物学的構造や機能の病的変化を指す。
A病者や家族が症状や能力の低下をどのように認識し、どのように生活しているかを指す。
B人口集団において扱われる病気を指す。
C病気の予防又は発見を目的に自覚症状の無い段階で行う活動。

問3 間違いを一つ選択
@家庭生活が良くなることは、仕事や職場に影響を及ぼさない。
Aワーク・ファミリー・コンフリクトは、「個人における仕事と家庭からの役割要請がいくつかの点で互いに両立しないような役割間葛藤のこと」
Bワーク・ファミリー・コンフリクトを予測するものは、疲労、うつ症状、問題飲酒、離職意図、職務満足度、結婚満足度。
C生活時間構造や時間配分は、家庭と疲労・ストレスへの影響を左右する極めて重要な要因だが、それだけでは決まらない。

問4 医療保険で、間違いを一つ選択
@昭和36年、国民階保険が成立。
A給付は、原則5割負担。
B健康保険法が国民健康保険法より先に制定された。
C昭和58年、老人保健法制定された。

問5 病院評価につき、正解を一つ選択
@2000年に病院評価が開始された。
A22年9月1日までに、1,000の病院評価が終了した。
B書面審査のみ。
Cスタンダードは6領域で構成され、精神科・療養病床の領域が7,8領域である。

問6 癌対策基本法について、間違いを一つ選択
@患者や家族の声により、法制定につながった。
A癌医療の均てん化をすすめる。
B内容は、医療者が実施すべき事のみ。
C癌情報の均てん化を進める。

問7 医師と患者のコミュニケーションについて、間違いを一つ選択
@医師と患者の間の医療に関する専門知識の量の違い。
A患者は、痛みや不安から、医師との話に集中できない。
B医師が患者の知りたいことを説明する。
C診療時間が限られる。

問8 間違いを一つ選択
@再興感染症とは、過去に経験したことのない病原微生物による感染症のこと。
A人権に特に配慮が必要な層で感染症が広がりやすいという特徴がある。
Bスティグマの強い疾患を抱える人々の問題を学校教育や社会教育に取り入れる。
C1948年国連総会において、「世界人権宣言」が採択され、発表された。

問9 首尾一貫感覚を形成する人生経験の中で間違いを一つ選択
@自分の前の課題について何をするかしないかを決定する経験。
A出来事により引き起こされる衝撃が強く、能力や手段を使っても解決が困難な経験。
Bルールの責任の所在、全体的価値観が明確であることに基づく経験。
Cアンバランスなものでないバランスのとれたストレス対処経験。

問10 正解を一つ選択
@個人的には健康だが社会的には病気とされるのは、慢性疾患の時代にはよくある事。
A個人では病気だが社会的では健康の場合、疾患に罹患している医学的診断がつ
いているが、個人が認めない状況にある。
B社会の中で健康でいる事への孤独感がのしかかる。
C病気の場合、見た目は健康を維持しようとする働きが生じる。

コメント:その4
問題1
次の1〜4のうちから、誤っているものを一つ選べ。

1. 疾患・疾病と、病気・病いとは、本来区別して理解されるべきものとされる。
2. 生活モデル・社会モデルでは、日常的な生活関係や場面での役割や力などを重視する。
3. 疾病モデル・医学モデルは、良い状態に着眼し、プラス面やポジティブ面の維持や強化に着目したものである。
4. 世界的には、健康でいることは私たちの権利とされている。



問題2
アーサー・クライマンが定義した疾患(disease)について、次の1〜4のうち正しいものを一つ選べ。

1. 生物・医学的、客観的であることが前提で、生体における生物学的な構造や機能の病的な変化を指すものである。
2. 生活的、主観的であることが前提で、病者は家族などが症状者は家族などが症状や能力の低下をどのように認識し、どのようにそれとともに生活しているかを指すものである。
3. 社会的であることが前提で、地域や集団、国、といった人口集団において扱われる病気を指すものである。
4. 自分が健康であると思っている人が、病気の予防あるいは発見を目的に自覚症状のない段階で行う活動を指すものである。



問題3
次の1〜4のうち、誤っているものを一つ選べ。

1. 家族関係が充実し家庭生活が良くなることは、仕事や職場生活には影響を及ぼさないとされる。
2. 「個人における仕事と家庭からの役割要請がいくつかの点で互いに両立しないような役割間葛藤のこと」をワーク・ファミリー・コンフリクトという。
3. ワーク・ファミリーコンフリクトを予想するものとしては、疲労、うつ症状、問題飲酒、離職意図、職務満足度、結婚満足度などがあげられる。
4. 生活時間構造や時間配分は、家庭と疲労・ストレスの影響を左右する極めて重要な要因ではあるが、それだけですべてが決まる訳ではないことが、いくつかの調査研究において示されている。



問題4
日本の医療保険に関する記述のうち、誤っているものはどれか。次の1〜4のうちから一つ選べ。

1. 国民皆保険が成立したのは昭和36年である。
2. 保険給付に関しては、一般の人々は原則として現在5割負担である。
3. わが国における医療保険制度としては、国民健康保険法よりも健康保険法が先に制定された。
4. 老人保健法が施行されたのは昭和58年である。



問題5
日本の病院機能評価について、正しいものはどれか。次の1〜4のうちから一つ選べ。

1. 2000年になってようやく日本における病院機能評価が開始された。
2. 平成22年9月1日現在までにおよそ1000の病院評価が終了し認定を受けている。
3. 病院評価の仕組みとしては、書面審査のみで行われる。
4. 病院評価スタンダードは基本的に全部で6領域から構成され、精神科および療養病床に特有な領域として第7、第8領域がある。



問題6
平成19年4月に施行されたがん対策基本法について、次の1〜4のうちから誤っているものを一つ選べ。

1. がん患者や家族、国民の声が後押しとなって、「がん対策基本法」の法制定にまでつながった。
2. 「がん対策基本法」では、がん医療の均てん化を進めることがめざされている。
3. 「がん対策基本法」によって示された内容は、医療者が実施すべきことだけが書かれている。
4. 「がん対策基本法」では、がんの情報の均てん化を進めることがめざされている。



問題7
医師と患者のコミュニケーションを阻害する要因として、次の1〜4のうちから不適切なものを一つ選べ。

1. 医師と患者の間の医療に関する専門知識の量の違い
2. 患者は、治療そのもの以外にも、痛みなどの身体のことや不安などから、医師との話に集中できないこと
3. 医師が患者の知りたいことをすべて説明すること
4. 診療時間が限られていること。


問題8
次の1〜4のうちから、誤っているものを一つ選べ。

1. 再興感染症とは、過去に人類が経験したことのない新たな病原微生物による感染症のことを指す。
2. 貧困層、女性、子ども、同性愛者、外国人労働者、薬物使用者、犯罪者など、人権に特に配慮が必要な層で感染症が広がりやすいという特徴がある。
3. 人権問題では、スティグマの強い疾患を抱えている人々やその家族の問題を取り入れた学校教育や社会教育がなされることが求められる。
4. 1948年の第3回国際連合総会において「世界人権宣言」が採択され、世界に向けて発表された。


問題9
ストレス対処能力と呼ばれている首尾一貫感覚(sense of coherence : SOC)は、人生経験によって形成される力と言われている。首尾一貫感覚を形成する人生経験の中
で誤っているものを、次の1〜4のうちから一つ選べ。

1. 自分たちの前に設定された課題について責任を持って何をするのかしないのかを決定する経験
2. その出来事によって引き起こされる心理的な衝撃が強く、自分が持っている能力や手段を使っても解決が困難な経験
3. 一貫性があってルールや規律が明確で、ルールの責任の所在、全体的な価値観が明確であることに基づく経験
4. その人がまったく対応できなかったり、逆に簡単に対応できたりするなどアンバランスなものでないバランスのとれたストレス対処経験



問題10
次の1〜4のうちから、正しいものを一つ選べ。

1. 個人的基準では健康だが社会的基準では病気とされることは、慢性疾患が多くなった現代においてはよくあることである。
2. 個人的基準では病気だが、社会的基準では健康という場合は、疾患に罹患しているという医学的診断がついているが、個人がそのことを認めたがっていない状況にあると言える。
3. 個人的基準でも社会的基準でも健康という場合には、社会の中で健康でいることへの孤独感が強くのしかかっている。
4. 個人的基準から社会的基準からも病気という場合には、見た目は健康を維持しようとする動きが生じる。



感想
提出課題や自習課題を元にしっかり行って試験対策を行ってきましたが、実際に出た試験問題は予想を大きく外れたものでした。
また、過去問題はできて当たり前の状態で、試験に臨みましたが、それ以外の部分での出題が多く苦戦しました。
今回の試験にかんしては、人物名とその思想・考え方を再度ノートにまとめた方がよいと思います。