専門科目


授業研究と学習過程(’10)


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 平成24年7月

択一式か記述式か: 択一式

設問数 :   

出 題 元 : どちらともいえない

持ち込み可能か: 持ち込み不可


コ メ ン ト : 
かこもん役に立ちました。
過去問と、課題の問題を中心に 専門用語を押さえておくとよいと思います。


平成24年1月

択一式か記述式か: 択一式

設問数 :    15

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    持ち込み不可


コメント:

問題1
次の1〜4のうち、学習論についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. 行動主義の学習論は、学習とは刺激と行動の連合であり、経験による行動の変容であると考える考え方である。
2. 情報処理アプローチによる学習論は、学習の過程を既有の行動図式によって外界の情報を理解する同化と、外界の情報にあわせて行動図式を変更する調節という2つの過程で考える考え方である。
3. 社会文化的アプローチによる学習論は、学習を文化の体現者である大人との共同行為を通して、精神活動が次第に内面化し、子ども自身が独力で行うようになる過程として考える考え方である。
4. 状況学習論の1つであるレイブとウェンガーによる学習論は、学習を実践の共同体に参加し、その一員になっていく過程として考える考え方である。



問題2
次の1〜4のうち、学習の質を方向付ける要因についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. 生徒個人の学習は、学習集団としての学級の1年間の歴史の中で培われていく学級雰囲気や風土により影響を受ける。
2. 教師と生徒の相互作用により、学習過程の質は変化する。
3. 学級規模や教員の一人当たりの生徒数などの制度的な体系を、方向性の質と呼ぶ。
4. 既有知識と学習内容が一貫性をもって統合されることが、転移をもたらす。



問題3
次の1〜4のうち、知識の習得についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 熟達化すると、命題的知識は自動化されて処理される。
2. 物理学の熟達者と初任者では知識の構造は同じだが、知識量が異なっている。
3. 学んだつもりの知識が、学習法が不適切であったために失われることを、知識の消失現象と呼ぶ。
4. 知識を構造化することで、他場面でも知識が利用できるように転移が促される。



問題4
次の1〜4のうち、文章の理解における既有知識の役割についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 既有知識が能動的な推論を可能にする。
2. 既有知識が柔軟な解釈を促す。
3. 既有知識をもとにしてテキストが示す状況を描写する内的表象を、テキストベースとよぶ。
4. 既有知識によって文章の各部分を結合して意味を抽出するルールを、ミクロルールと呼ぶ。



問題5
次の1〜4のうち、授業における問題解決の支援についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 認知カウンセリングとは、学習や理解といった認知的な問題をかかえる人に対する個別的な相談・支援を通じて解決のための援助を与えるものである。
2. 認知カウンセリングでは、指導者による学習場面の観察を通じて、学習者の状況を把握し、それを診断の糸口にする。
3. WISEでは、科学者が行う高度な実験を学習者が追体験することがねらいとされている。
4. WISEのデザイン原則の根底にあるのは、個別学習を通して、学習者が自らのペースで科学的概念を獲得することを支援するという考え方である。



問題6
次の1〜4のうち、教室や教室談話についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 教室談話における「教室」という言葉は、教室内容を学ぶ知的な場としての意味でのみ用いられている。
2. 教育研究で「談話」という言葉が用いられる際は、主として書き言葉であることが前提とされている。
3. 教室談話とは、「教室という教育実践の場において実現に使用されている文脈化された話し言葉による相互作用」である。
4. 教室談話には、「発言」といわれるような公的は発話のみが含まれ、つぶやきや冗談などは含まれない。



問題7
次の1〜4のうち、Barnesによる教室のコミュニケーション様式についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 教師が生徒間での意味の交渉を行うことを重視する教室では、教師は生徒の答えの評価者の役割を担うことになる。
2. 教師が知識の伝達を重視すれば、生徒がきちんと最終稿を話すことを重視することになる。
3. 教師が意味の交渉を組織し協働的に学びあう教室では、生徒は聞きあいながら探索的な言葉を使用することが多くなる。
4. 生徒が日常生活と関連づけたり教科内容をより高次に探求することは、教師が知識の伝達者に徹すると多くなる。



問題8
次の1〜4のうち、協働学習についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 基礎技術や知識の習得段階では、生徒同士の話合いによって授業を進めた方が知識を共有できるので有効である。
2. 多面的な考え方のある概念について議論する場合は、より知識や技能のある熟達した人と話した方が概念を早く学べて考える力がつき有効である。
3. グループ学習のための役割や質疑の仕方などは、一斉学習で学んだことが適用できる。
4. グループ学習では多様な意見を出すのに1人よりも時間がかからないので、思考の節約となる。



問題9
次の1〜4のうち、協働学習の背景にある学習のとらえ方についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. 学習を社会的、文化的なものとみなす学習観は、人工知能研究の行き詰まりから生じたと考えられている。
2. 学習を社会的なものとみる立場では、学校外における仕事の現場も研究対象となっている。
3. 正統的周辺参加論の視点からは、学習とは参加の過程であるとみなされる。
4. コリンズによる認知的徒弟制の視点からは、学習とは知識を指導者から一方的に授けられ、頭の中に詰め込んでいく個人の営みであるとされている。



問題10
次の1〜4のうち、授業における学習評価の方法についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. 授業における形成的評価の方法として、学習者の姿を丁寧にみていくなかで、学習者の行為や学習のさなかに生じた出来事を即時的にとらえ、継続的に記録し解釈していく「みとり」が重要である。
2. 「関心・意欲・態度」や「思考・判断」の評価にあたり、学習者の学習の姿を数量化してとらえることのできる「ルーブリック」の活用に期待が寄せられている。
3. 「パフォーマンス評価」は、具体的な文脈を離れて活用できる基礎的基本的な知識をどれだけ多くもっているかを測定するための方法である。
4. 「ポートフォリオ評価」にあたっては、学習者の成長を示す成果物を教師が選択し、教師が設定した評価尺度を用いて行うことで主観を排することが必要であ
る。



問題11
次の1〜4のうち、デザインと教師の専門性についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. テーマの設定にあたっては、「ねがい」や「目標」を明確にしたうえで、子どもの事実、子どもや学校を取り巻く環境、をふまえ、子どもの学習や発達を保障するかどうかに留意する。
2. テーマの設定にあたっては、子どもと教材とを橋渡しするよう、子どもの生活や経験をふまえた学習者中心の環境を構成するととともに、教材研究を深めて知識中心の環境もあわせて構成する。
3. コミュニケーションを組織するにあたっては、子ども学習、関係づくり、自分づくりを支援する。その際、教室談話をマネージメントし、コミュニケーションをつなぐことが求められる。
4. 認識を共有するにあたっては、個々の子どもなりの思考は考慮せずに、教師があらかじめ計画した授業進行を優先して行う。



問題12
次の1〜4のうち、授業を創造するものとしての授業研究についての記述として、もっとも適切なものを一つ選びなさい。

1. アクション・リサーチは、実践に「ついて」研究することを目的としており、研究者は実践にかかることはしない。
2. アクション・リサーチは、アメリカの社会心理学者クルト・レヴィンによって提唱された。
3. コンサルテーションは、実践上の問題に対して、教師に代わって研究者が解決していく営みである。
4. コンサルテーションの基盤となるのは、研究者と実践者の間の「依頼される」−「依頼する」という権力関係である。



問題13
次の1〜4のうち、授業研究についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. 授業研究としての校内研修は、明治時代にドイツから輸入された教師教育の方法である。
2. 戦後、重松鷹泰らによって、授業構造を分節化して捉える方法の開発などが授業者と共に模索された。
3. 授業研究は1960年代、70年代に科学技術社会の発展と変化の中で授業を科学的に捉える「過程−結果」研究へと変化を遂げていった。
4. 授業研究のあり方は、ドナルド・ショーンの提唱した概念の影響をうけ、技術的熟達者像から反省的実践家像へと変化してきている。



問題14
次の1〜4のうち、熟練教師の特徴についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. 熟練教師は、もっぱら教える側の視点に立ち、子どもの授業態度や教師の指導技術にのみ着目する傾向がある。
2. 熟練教師は、子どもがどのように教材をとらえ、どのようにモデルを構成して理解しようとしているのかを読みとろうとすることができる。
3. 熟練教師は、子どもの個別の理解の仕方などに着目し、子どもを具体的に理解することができる。
4. 熟練教師は、「授業を想定した教材内容の知識」に基づいて思考をしている。



問題15
次の1〜4のうち、アン・ブラウンらが提唱した学びの共同体についての記述として、適切でないものを一つ選びなさい。

1. すべての人が平等に同じ活動を一斉で行うことを重要と考える。
2. 談話や知識を共有し、意味を交流することを重要と考える。
3. 本物の文化的活動への参加を重要と考える。
4. 学習カリキュラムは学習とともに柔軟に作り替えることが重要と考える。




感想
提出課題や自習問題をしっかり行い、またこのホームページの過去問題をある程度参考にして、テキストを読み込めば大丈夫だと思います。


平成23年7月

択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    15

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    持ち込み不可





コメント :
「適切なもの」あるいは「不適切なもの」を選ぶ択一式です。
1.社会文化的アプローチによる学習理論について
2.学習の質について
3.知識について
4.テキストからの学習について
5.日常生活における問題解決について
6.教室談話と学習について
7.数学のコミュニケーションについて
8.協働学習について
9.協働に関する理論や協働学習を支援する学習環境について
10.学習評価について
11.授業デザインの構成要素について
12.授業研究へのアプローチについて
13.授業研究について
14.教師の学習と発達について
15.アン・ブラウンの提唱した学びの共同体について

★感想
教科書の更なる読み込みが必要だったと感じています。


平成23年1月
択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    15

出題元 :    テキスト中心

持ち込み可能か :    持ち込み不可



コメント :

1.情報処理アプローチによる学習論
2.教室での学習
3.知識について
4.読解の熟達過程とその支援
5.問題解決への支援
6.媒介による学習
7.教師の実践的知識
8.協働学習の過程
9.協働に関する理論や協働学習を支援する学習環境
10.学習評価の新たな展開
11.授業デザインと教師の専門性
12.授業研究について
13.ドナルド・ショーンの専門家の概念
14.教師の学習と発達
15.アン・ブラウンが提唱した学びの共同体の概念

専門用語連発、頑張ってください。





平成22年7月

択一式か記述式か :    択一式

設問数 :    15

出題元 :    どちらともいえない

持ち込み可能か :    持ち込み不可




コメント :
問1 学習環境のデザインについて。(学習者中心とは、知識中心とは、評価中心とは、コミュニティ中心とは)

問2 学習への興味や意欲について。(既有知識と入力情報の間にずれや葛藤、興味と意欲の喚起、教育の質に影響を与える「関与」、認知主義的学習観)

問3 知識の性質について。(ある特定の領域の熟達者になると、知識の剥落現象、生きた知識として働くためには)

問4 読解過程について。(テキストの一貫した表象を構成するためには、適応的な熟達化のためには、読みの得意な子供は、読解指導では)

問5 学校における問題解決について。(文章題の「問題理解」と「解決実行」、学校教育の教科における「問題」は、「問題理解」の過程は、学校教育における問題解決は)

問6 教室談話の多声性について。  (ロシアのバフチンに示された「声」という概念、多声的な教室談話に対する教師の態度、教室談話が多声的になると、言語的な多様性がみられる状況が暗示するのは)

問7 数学リテラシーの指導について。(数学リテラシーを指導するためには、生徒の数学指導に対する方略、教科書を日本とシンガポールで比較すると、数学リテラシーを修得する過程)

問8 協働学習について。(バズ学習法とは、ジグソー学習法とは、互恵的教授法とは、援助要請行動とは)

問9 コンピュータによる協働学習への支援の特徴について。

問10 形成的評価のフィードバックについて。(フィードバックの種類、指導者へのフィードバック、学習者へのフィードバック、学習者に対する教師の水準や目標の明示)

問11 授業デザインの構成要素。(教師の「ねがい」子どもの「目標」、「学習者の実態」とは、「教材の研究」とは、「教授方略」とは)

問12 授業理解としての授業研究について。(授業の質的研究においては、相互作用分析は)

問13 教育の学習過程について。(専門家の学習では、実践化の問題とは、教師の同僚の影響、教師が授業研究を通して学ぶこと)

問14 熟達者について。その特徴。

問15 アン・ブラウンの提唱した学びの共同体について。



4択で、「適切なもの」もしくは「適切でないもの」を選びます。
専門用語が多く、内容が理解しづらかったので、もう少しテキストや放送授業を繰り返し勉強すれば良かったと思います。
2010年開講科目だからなのか、私の所属する学習センターでは2,3人しか試験を受けてませんでした。
根気よく、コツコツ勉強することをおすすめします。