専門科目


博物館資料保存論('12)


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 平成26年1月
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: 持ち込み不可




コ メ ン ト : 5択or4択でした。

 設問内容はシステムWAKABAにて、、、忘れてしまったので。

 教科書はかなり薄いですが、なめてはいけません(苦笑)
 一貫していっている事は理解出来ていますが このテストは適当?に勉強した私を(笑)落とすためにありました。

 過去問をみていただいても分かる様に、かなり細かい所からでていて 例えば1992年に何会議があったかとかの年号もの、九博のX線のV数が書いてあったりと しかもそういう問題に限って5択だったりして消去法が使えないようになってます(笑)
 そんなものは覚えなくていいかと思っていましたが、甘かったです。
 学芸員の資格取得をめざしているので、博物館系のものはほとんどとっていますが 一番やっかいでした。

 因に過去問、自習問題、提出問題から同じ物はでていません。
 上記のものが書いてある所に線をひっぱっていましたが、 教科書に線を引っ張るとそこにどうしても目がいきがちです。
 (そしてテストは、そこをかいくぐった問題ばかりでした)
 この教科に限っては過去問等線をひかず、ただただ策は丸暗記のみです…涙。

 個人的な見解を言うと(愚痴)
 こういうテストをしたいのであれば教科書を改善した方がいいのでは?と思います。
 歴史や被害対策など、量や羅列ばかりで内容がないかなといった印象でした。
 学芸員の資格取得などないのであれば避けた方が良いかと思います。。。
 他の博物館展示論や保存論などの方が面白いです。
 博物館系の教科は面白いので、何かガッカリしました…そしてまた受ける事になりそうです(涙)



 平成25年7月 
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: 持ち込み不可



コメント: ★平成25年度1学期 博物館資料保存論(’12)

 問1:文化財の海外流出を防ぐための法律を選べ。
 @国宝保存法
 A古社寺保存法
 B重要美術品の保存に関する法律
 C文化財保護法
 D博物館法

 問2:阪神・淡路大震災時の神戸市立博物館の被災状況を選べ。
 @あまり移動しなかった展示ケースの被害は少なかった。
 A激しく移動した展示ケースは被害が大きかった。
 B地下では激しい噴砂と湧水で、甚大な被害となった。
 Cあまり移動しなかった展示ケースの被害が少なかったので、復旧の際にはケースは固定しなかった。
 D収蔵庫内では、収納棚やマップケースが転倒した。

 問3:古社寺保存法に関して、誤っているものを選べ。
 @神社や寺院所有の文化財が対象である。
 A動産文化財の国宝は大きく3種類
 B建造物は重要保護建造物に指定
 C指定された国宝や重要保護建造物は処分や差し押さえを禁止したが、罰則はない。
 D文化財修理には古社寺保存会の承認を受け、補助金が支給された。

 問4:形式の変遷に関して、誤っているものを選べ。
 @平安時代の屏風で現存しているものは少ない。
 A鎌倉時代から室町時代にかけて、掛物の形式は現在のようになる。
 B中世以降の、掛物の形式決定の過程には、茶の湯の世界の役割が大きい。
 C奈良時代形式の経巻は現存していない。

 問5:正倉院の曝涼について、誤っているものを選べ。
 @初期の曝涼について4回の記録がある。
 A初期の曝涼は夏の暑い時期に行われていた。
 B江戸時代から現在のように秋に行われるようになった。
 C曝涼に合わせて、奈良国立博物館では「正倉院展」が行われる。

 問6:現代の曝涼・曝書について、誤っているものを選べ。
 @正倉院事務所では、曝涼に際して、昭和10年から化学薬剤による殺虫殺菌を始めたが、近年は薬剤を使用していない。
 A多くの日本の博物館は、昭和30年代頃から、殺虫殺菌方法として、化学薬剤によるガス燻蒸に置き換わった。
 B図書館の「曝書」は、現在ではバーコードやICチップ導入により、書籍に触れずに在庫確認を行う作業になっている。
 C昭和29年から京都神護寺の「宝物虫払行事」が復活し、以降毎年行われている。
 問7:臭化メチル全廃に対する文化庁の対応に関して、誤っているものを選べ。
 @「文化財の生物劣化防除に関する研究調査協力者会議」を立ち上げた。
 A「日常管理の方法」は調査研究の内容のひとつである。
 B代替薬剤の開発を急ぎ、臭化メチルの使用を一部認めた。
 C日常管理マニュアルとして手引を作った。
 D手引はIPMに関するものである。

 問8:IPMの実際に関して、誤っているものを選べ。
 @館の状況により様々な取り組みがある。
 AIPMを実践すると、プログラム通りに進めない事が多い。
 BIPMの実践には、まず定期的なガス燻蒸を廃止する。
 CIPMについての疑問や被害は、公的な専門機関へ相談する。また、各種研修に積極的に参加することにより次の対策を練る事ができる。

 問9:九博のIPMに関して、誤っているものを選べ。
 @九博は我が国における文化財生物被害対策の転換期に計画されたため「自然との共生」がコンセプトである。
 A臭化メチル全廃を直前に控え、初期薬剤燻蒸の可否判断のために「IPM委員会」を設置し建設中の対策検討を行った。
 B原材料の安全性と建築現場の洗浄環境が達成されず、初発薬剤燻蒸を実施した。
 C開館後、警備・清掃・監視業務委託者や修理技術者との連携、ボランティアや地元NPO法人との共同によるIPM活動を開始した。

 問10:博物館の危機管理に関して、誤っているものを選べ。
 @テロ等の人的災害や地震等の自然災害について、防災・減災を行う事が博物館の危機管理である。
 A危機にはハザードとリスクがある。
 B「危機管理」と「リスクマネージメント」を分ける考え方がある。
 Cあくまでも「モノ」が中心である。


  平成25年1月
択一式か記述式か: 択一式

設 問 数 : 10

出 題 元 : テキスト中心

持ち込み可能か: 持ち込み不可




コ メ ン ト : ★平成24年度第2学期単位認定試験

 問1:地震対策に関して誤っているものを選べ。
 @立体で重心の高い文化財を免震台に置く際は「重し」や「テグス」なども併用するのが望ましい。
 A展示ケース内のルーバーは連結して落下を防止することが必要である。
 B文化財の所在情報を集積するために事前に悉皆調査を行う。
 C既存の博物館施設では、収蔵庫内の棚に落下防止措置を行う。
 D免震台は地震動を減衰する能力があるので、展示する際は特に問題がない。×

 問2:19世紀の万国博覧会に関して誤っているものを選べ。
 @1851年ベルリンで最初の万国博覧会が開催された。×
 A幕府が初めて使節団を派遣したのは、1862年にロンドンで開催された万国博覧会である。
 B1867年にパリで開催された万国博覧会では、幕府、薩摩藩、佐賀藩が別々に参加した。
 C1873年に開催されたウィーン万国博覧会に、明治政府が正式に参加した。
 D1872年旧湯島聖堂大成殿で開催された博覧会は、ウィーン万国博覧会に出品される物品をお披露目する目的があった。

 問3:九州国立博物館の収蔵庫に関して誤っているものを選べ。
 @「環境で守る」とは、文化財の保存の考え方である。
 A内装材とコンクリート壁の間に60cmの空気層を設け、空調は行っていない。×
 B内装材の杉板は樹齢が50年以上のもので、酸性度の低い白太材のみを使用している。
 C杉板の酸性度の強い節のないものを使っている。
 D扉は2時間対火の「金属扉」である。

 問4:博物館資料の自然科学的調査に関して、誤っているものを選べ。
 @製作地や製作年代を特定できる。×
 Aこの調査による資料の保存状態把握は重要である。
 Bこの調査の成果は、資料の価値や意義を明らかにするために重要である。
 C調査手法は、資料への影響を考慮し選択することが重要である。

 問5:正倉院の現代の点検作業について、誤っているものを選べ。
 @全国から選ばれた特別の専門家により行われる。×
 A点検で問題が見つかり、その場で対処できない場合、その宝物は出蔵され、さまざまな対策が講じられる。
 B宝物の安全のために、点検は必ず二人ひと組で実施される。
 C正倉院事務所の保存課職員が宝物の清掃を行っている。

 問6:曝涼・曝書の歴史に関して、誤っているものを選べ。
 @正倉院文書には、曝涼の記録が4巻ある。
 A延喜式には、曝涼の際に破損が見つかったら、修理することなどが決められていた。
 B曝涼・曝書は、公家や社寺から始まり、鎌倉時代以降は武家にも広まり、江戸時代には町衆たちにも広まった。
 C江戸時代から、曝涼は旧暦7月7日の年中行事となった。×

 問7:モントリオール議定書締約国会議に関して、正しいものを選べ。
 @1992年の第4回会議では、オゾン層破壊物質の生産とその使用制限について話し合われた。
 A日本が初めて参加したのは、1995年の第7回会議である。
 B日本は、1998年にオゾン層保護のためのパリ条約とモントリオール議定書に批准した。
 C1997年開催の第9回会議において、臭化メチルの全廃を2005年とした。○

 問8:IPMの方法に関して、誤っているものを選べ。
 @カナダのT.ストラング氏によって提唱された「有害生物管理プログラムにおける5段階のコントロール」は、日本でも、東京文化財研究所の指導により徐々に普及している。
 A「5段階のコントロール」とは、(1)Avoid(2)Block(3)Detect(4)Respond(5)Recover Treatである。
 B「5段階コントロール」は実施順番に意味がなく、できる所から取り組むことが重要である。×
 C(1)被害歴の集積と整理(2)施設の日常点検と清掃(3)文化財の日常点検(4)文化財の管理体制(5)組織内外での研修(6)専門家を含む外部との協力体制 の6項目が「文化財の生物被害防止に関する日常管理の手引き」で示されている。

 問9:IPM支援者に関して、誤っているものを選べ。
 @九博のIPM活動支援者は全員市民ボランティアである。×
 A九博では、IPM活動支援者育成のための研修が行われている。
 BIPM支援者とは、IPM を実施するための様々な業務を支援する人を指し、支援者活動とは業務委託だけでなく、ボランティアの無償活動も含まれる。
 CIPM支援者は、看護師や歯科衛生士に相当する。

 問10:危機管理としてのIPMについて、誤っているものを選べ。
 @文化財分野にもIPM支援者を位置づける必要がある。
 A九博では、危機管理の一環としてバックヤードツアーが実施されている。
 BIPMは館全体の危機管理の一環ではなく、虫カビ対策である。×
 C虫カビ防除の目的は資料を守る事で、殺虫・殺菌が目的なのではない。
 D温湿度管理をするのは、資料を守るためであり、数値を得るためではない。